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基幹産業は農業の福岡県みやま市、人口4万人で年間約500人づつ減少している、単純計算、自分が生まれた故里が100年後、だれも住んでいない可能性が高いと知らされた時、私はどうにかしたいと真っ先に思った。農業の営みがこの町で続けていければ、家も人も子供も笑顔絶えない故郷は残っていく、残したい。

私は、都会の公務員を辞め、地元の生産者達と共に土づくりをし、肥料設計、田植の方法など実験と分析を毎年おこなって、日本一に輝いた生産者達が育てた大切なお米を全世界の皆さんに知って食べて頂き、笑顔になって貰う活動をしています。

生産者達は、60歳で若手と言われてます。後5年10年すると担い手問題に直面し、リタイアする生産者が安心して田んぼを任せてもらえるような体制を作り、地元みやま市の農業を少しでも背負って、生産販売をし農業の営みを継続して、この町を残していき、この町で生産された美味しいお米を食べた方々が笑顔になる営みを作る事が使命です。

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最高の美味しさに鮮度は、稲刈り直後から始まっている

稲刈り後の水分は約20~30%
この状態で長時間放置しまったらお米は鮮度が落ちすぎて食べられなくなります。 私の美味しさの技は、常温の風乾燥と50°C以内の熱風乾燥、最後の決め手は、佅水分量です。
常温の風乾燥
稲刈り直後の米佅を乾燥機(写真右)に入れて循環しながら常温の風だけで5時間以上乾燥させることによって米佅の表面の水分が少なくなり大量米佅の水分が均一化され仕上げ乾燥のお米の品質が保たれます。
50°C以内の熱風乾燥
米佅を循環させながら、温度に気を張りながら遠赤外線で温められた熱風を12時間以上かけ翌朝までじっくり乾燥していき仮仕上げしていきます。
最後の決め手は、米佅水分量
再度、米佅を循環させながら常温の風だけで仕上げ乾燥させ、目標15.5%になるように手作業で玄米を見て水分計で計測して最終仕上げをしていきます。間違ってしまうと100日掛けて育て上げた美味しいお米もパサパサの美味しくないお米になってしまい間違いが許されない工程で緊張をしていつもやっています。最高の美味しさに鮮度は、稲刈り直後から始まっている。
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玄米に傷をつけてしまわないよう心がけること

米佅から玄米にすることを佅摺りと言います。私の美味しさの技は、生産者のお米に合わせて伱間1mm前後の微調整で決まります。

玄米の周りに佅が覆っている米佅から玄米にするために、2つの高速回転しているゴムロールの間の約1mmの伱間を通った勢いで米佅の佅をプリっとむかれて玄米になります。玄米の表面のことを業界では「肌」と言い、肌に傷がつくことを「肌ずれ」と言います。人の肌って敏感ですよね。それと同じように玄米の表面も敏感で肌ずれしてしますと、鮮度の劣化が始まりお米の美味しさがどんどん落ちていきます。そのために、細心の注意で、自分の目で見て約1mm伱間微調整をして、また、玄米を直接見て「肌ずれ」がしてないか何度も何度も確認しながら、石抜き、玄米粒の大きさ選別をへて仕上げた玄米を丁寧に袋詰めしていきます。

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精米したての白米の美味しい香り

玄米から白米にすることを精米と言います。私の美味しさの技は、生産者、季節に合わせ、最後は手の感触で判断します。精米は圧力を掛け玄米と玄米を擦り合わせて表面の糠を取り除いて白米になります。精米の強さ加減を間違うとどんなに美味しいお米も不味くなっちゃうくらい最後の重要な工程です。

生産者、お米の種類や水分
どのお米も同じように見えますが、お米は無添加の生鮮品と同じで生産者、お米の種類や水分で微妙な加減で精米の強さ加減が変わってきます。
春夏秋冬の温度と湿度の精米
気温が低いと糠層が剝げにくくなり、気温が高いと剥げやすくなります。また、湿度が高いと剥げやすくなり、湿度が低いと剥げにくくなります。それを踏まえて、四季によっても、早朝と昼間によっても、晴れと雨によっても変わる繊細な工程です。
精米の繊細な強さ加減と心の声
日頃の経験を基に強さ加減を精米機械の約100通りの設定から選んで決定し、手の平で白米を持ち手の握力で白米同士を擦り合わせた感触で今日のこのお米の強さ加減を判断しそれとプラスで美味しくなるよう「美味しくなぁれ、美味しくなぁれ」と心の中で唱えています。最後に白米を目で凝視して、表面の艶、白さ加減、胚芽の状態、割れの有無などを確認して最終決定し、小米選別、色彩選別をへて丁寧に袋詰めをしてお客様の所へ幸せの一粒をお届けしています。

精米したての新鮮なお米をお届けします

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